ファッションコーディネートの勧め

f:id:gekidan1:20200128121127j:plain世界的な温暖化の影響があるのか、今年の冬は暖かいですね。雪不足で困る所もあるし、過ごしやすくて良い、とは言えない気候です。

ファッションを考えても温暖化は困った事です。なぜなら暖かいと、冬ならではの重ね着でのコーディネートを楽しむ機会が減ってしまうからです。

さて、今回コーディネートの大切さをお伝えしようと思ったのは、現在読んでいる「色と配色」という本によって改めて気付かされたからです。人が目にする色は、一色という事がありません。自然の風景を見ても空にはブルーに白い雲が浮かんでいるし、木々を眺めても茶色の樹木に緑の葉が茂っています。つまりこの世界にあるもの全てが色でコーディネートされているのです。

所で、このカラー関係の本によって私がハッとしたのは、この文章でした。「1色のイメージは多数存在する。複数の配色でより個性が出せる」です。企業のロゴについて書かれた箇所でしたが、これは人間に置き換えられます。もちろん人間の内面を探れば様々な色を持っているのは、パーソナルカラーのそれぞれのタイプを知れば分かる事ですが、今回私がお伝えしたいのは、ファッションにおいてです。

例えば、赤一色のドレスを着ている方がいるとします。バックも赤、靴も赤だったら、強烈というイメージを持つだけで、その方らしさなど感じられませんよね。

何年か前に、何故か冬に黒いコートが流行っていた時があったのですが、実は私も黒コートを着て通勤電車に乗って朝仕事に行っていた事がありました。その時、電車内で発見しました。コートは皆んな黒っぽくても、マフラーがそれぞれの個性を出していたんです。ある人はブルー。ある人はパープル。ある人はグレー。ある人は赤。私は黄色のマフラーをしていました。つまり皆んなが黒をバックに各自コーディネートして個性を出していたのです。これがお葬式だったら全部が黒。女性は白いネックレスをしていてもそれは皆同じで、そこに個性は必要ありません。お葬式などもそうですが、制服がある場合はその学校や会社のイメージ、学生や仕事人としてのイメージです。だから個性を表現しないとしても、それ以外の場、プライベートな所では個性を楽しめますよね。自分らしい服装を、色をコーディネートして表現しませんか?世の中に埋もれていたい、個性なんか出したくない方もいらっしゃるでしょう。でもせっかくこの世に唯一の存在として生まれて来たのですから、自分を楽しむために、自己表現としてのファッションコーディネートを楽しみましょうよ。服装でコーディネートするのが苦手だったらバックや靴などの小物でのコーディネートをお勧めします。素敵な配色を是非見つけてください。自分では見つけられないという方は、カラーリストの私桂がアドバイスさせていただきます。いつでもお気軽に御連絡ください!