桂明未劇場 丸山家の人々(8人の女たち)とは?

今回のブログは、3月26日〜月一回、11月まで公演予定の一人芝居について、内容説明を致します。少しでも興味を持って頂ければ幸いです。

さて、この「丸山家の人々」という芝居は、私が以前創作した台本ですが、モチーフになったのはフランスの劇作家、ロベール•トマの「8人の女」です。ずいぶん前ですが、実際私も役者として参加したミステリー作品。個性豊かな女たちの競演で、コメディ的要素もそこかしこにあり、面白い作品です。出演者が全員女というのも、騒々しくも楽しい芝居で、私自身の演出で、公演をしようとしましたが、役者が8人集まらず、結局4人で一人二役をする事になり(役者1人は男性)設定や内容を変えて上演しました。その台本が、この「丸山家の人々」に繋がって行ったのです。

舞台を日本に変え、冬の設定から夏の別荘での事件にしました。後にパーソナルカラーを知ってから、この8人の女たちをパーソナルカラーの4タイプで区分けし、セカンドシーズンでまた分け、8人のそれぞれの個性の違いが明確になりました。

台本は改作を繰り返し、今はオーディオドラマとして作った物が手元にありますが、小説にもしました。会話の面白さは芝居台本の方ですが、長過ぎるし解り難さもあったので、簡潔にする目的もあり、一部内容を変え小説にしました。コメディ色は薄くなりましたが、わかりやすくはなりました。最近、以前創作していたこの小説版をチェックし、文章を直して新しい作品にしました。題名も変え「サマーバケーション」サブタイトルが(ある一家の夏の一日)です。自作製本で一冊まとめました。ご興味のある方は、一人芝居と合わせてお読みいただいくのもよいかもしれません。ただ小説的な深さはまるっきりないので、単なる一人芝居の前知識になるかと思いますが。

という事で、今回の一人芝居への経緯を述べましたが、肝心の内容はお伝えしてませんね。当日観劇にいらした方には、以前の丸山家のドラマのあらすじと登場人物の説明文をお渡ししますが、ちょっとだけここで…6年前に何があったのか?ミステリーですから、殺人事件勃発です。そして本当か嘘かの話の後、丸山家の主人は死んでしまいますが、芝居台本には、この主人は登場しません。ですが、小説の方にはラストに彼の出番があります。

という事で、第一回の3月26日の真理の独白で、事の真相が明かされますよ。この丸山家のお話は、人間の面白さを実感出来る物です。私桂が、いかに8人を演じ分けられるかですが、経験による知力体力でチャレンジして行きます。

どうぞよろしくお願いします!f:id:gekidan1:20210208101031j:plainf:id:gekidan1:20210226104540j:plain