国旗の色使いとその意味について2

本日5日は、パラリンピックの最終日。いよいよ熱かった日々が終わります。といっても、東京の気候は秋になったように冷や冷やした日々ですが。

さて、国旗の色についてのお話です。今回、国旗について書かれた本を興味深く読み、お伝えしたくなりました。

まず赤の色は多く使われてますが、色の意味は各国で違います。博愛はフランス。勇気の色としている国は多く、オランダ、ブルガリアなど東欧地域。ロシアもです。チェコやドイツは自由。モンゴルは、進歩と繁栄。友好と平等がシンガポールというのは、ヨーロッパ地域との違いです。

青は、フランスが自由の色としてますが、オランダが忠誠心、名誉がロシアです。でも多くの国が単に青い空としてますね。韓国は全く違って、易学の宇宙感で陰を表してます。因みに赤は陽です。

緑は、同じ三色旗でもイタリアが自由の色としているのが、フランスと違っていて面白いですね。お国柄が表れてます。イスラム教の国では、緑は聖なる色で国旗に取り入れてます。アジアアフリカ圏では国土や大地、森林を表してます。インドは国の繁栄、成長、幸運と色々意味を持たせてます。

黄色は金色としている国、ミャンマーのように団結と幸運としている国、豊かな収穫や資源としているアフリカ、マレーシアは、イスラム教のシンボルとして月の色です。

白の色を取り入れている国は多いですね。フランスやイタリア、ノルウェーは平等。平和を表している国もあります。白十字キリスト教の信仰心、タイは仏教の信仰心です。純粋さや正義、単に冬の雪を表しているフィンランドなどの国も。

そして黒。アフリカの国々は肌色を表してますが、南アフリカは肥沃な大地と先住民族を表しているのが、この国ならではです。ドイツの黒は黒いマント。学生義勇軍の軍服からとは、そこに歴史を感じます。歴史といえば、エジプトは外国からの支配から解放、暗黒時代を表しています。

国の国旗には、その国ならではの意味があります。独立した新しい国、歴史のある国。国旗を変えた国など事情は様々です。今までは、色取り取りの国旗に楽しさは感じていても、漠然と見ていました。しかし今回、国旗について知識を得た事で、世界への目が少し広がった気がします。そしてより世界的なイベントのオリンピック、パラリンピック観戦が楽しみになりました。

散歩で見つけました。小学校の壁に、子供たちが描いた世界の国旗です。カラフルな壁になっています。撮影しましたよ。f:id:gekidan1:20210904140021j:plainf:id:gekidan1:20210904140112j:plain