フォーシーズン通信 5月号

f:id:gekidan1:20190429151227j:plainf:id:gekidan1:20190429153014j:plain新緑の5月となりました。今日4日は、みどりの日。今回のフォーシーズン通信は緑、グリーンについて注目、私なりに考察したいと思います。

新緑のみどりは、本当に清々しい気持ちになりますよね。そして木々の緑の中にいると、森林浴となって心が落ち着き、穏やかな気分になります。そんな緑は、若草色や萌黄色、エメラルドグリーンのような鮮やかな緑になると思うのですが、もちろん緑色には色んなタイプの色があります。白っぽくなれば、若葉色。それにマゼンタの色を加えて暗めになると、抹茶色になります。それがぐっと暗くなれば、苔色という渋い色になりますね。シアンの色が多くなれば、ピーコックグリーンのように青っぽい緑色にもなります。緑色も軽い爽やか系な色から、黒が多く加わった深緑や渋い色まで様々です。

さて、どんな緑色がお好きですか?

パーソナルカラーで見て行くと、明るくエネルギッシュな春タイプの緑系は、やはり鮮やかなエメラルドグリーンが基本にあって、他の色もアップルグリーン、若葉色、若緑と正に今の時期の色たちです。

夏タイプとなると、ターコイズグリーンが基本となり、そこはブルーべースの夏ですから青みが掛かった緑になります。そしてペールアクアというのは、白っぽい緑で、極ソフトです。ペパーミントグリーンというターコイズグリーンを少しだけソフトにした緑色はありますが、春タイプより緑系は少ないですね。水色は青系の色に入るのでしょうが、緑がかった色ですね。

秋タイプの緑色の基本は、ぐっと渋くなった千歳緑です。そして他の緑系の色も皆渋いです。裏葉色は淡い色ですが明るくはないし、柳鼠も色名通りの渋さです。苔色、ボトルグリーン、オリーブドラブと、どんどん渋くなって行きます。しかし、緑系が一番多いのは、秋タイプなんですよ。平安を何より求める秋だからこそでしょうか。実際落ち着いた秋タイプの方といると、心穏やかになりますね。

そして冬タイプの緑ですが、基本色は深緑。同じブルーべースの夏タイプの基本色から彩度を上げ深くした色ですね。冬タイプの緑系は少ないです。極白っぽくなった白緑と、深緑をもっと暗く深い色にしたフォレストグリーンだけで、4タイプの中で緑系が一番少ない。どうしてでしょう。平安なる秋タイプと対照的ですね。強さと弱さが極端な、コントラストがはっきりした色の持ち主の冬タイプは、穏やかになりにくいタイプのようです。

自然のグリーンは、この時期が最高に美しいと思います。実は私が一番好きな色は、緑なんですよ。春タイプの人間ですから、鮮やかなエメラルドグリーンは大好きな色ですが、渋系抹茶色とか深緑、ボトルグリーンまで全ての緑系の色が好きなんです。そこは、平和や安全のイメージがある緑だからでしょうか。皆さんは、どうですか。緑、グリーンの色は、お好きですか?

フォーシーズン通信 春旅の風景

f:id:gekidan1:20190405115336j:plain久々に青春18きっぷを使っての春旅に出かけました。

今回は、ほぼ昔ながらの日本を感じる旅でした。駅前は賑やかになっていても、少し歩けば昔ながらの建物が残ってましたね。

では、写真を見ながら建物や風景について、コメントします。まず①〜④までは、一日目宿泊した奈良の建物。駅前にあった宿からブラブラ歩いたら、やはり古えの町です。直ぐに、こんな商店や住宅になりました。高いマンションなど、ほとんどなく落ち着いた町並みです。②の銭湯は、宿泊したのが銭湯のお休みの月曜日で入れなくて残念でした。東京の銭湯は、改装して新しくなっている所も多いのですが、町にマッチしたお風呂屋さんです。温泉じゃなくても屋号に温泉が付いているのが良いですね。町の色彩は、木の茶色、壁の白、屋根の黒っぽい色が多く、落ち着いたイメージです。写真にはないのですが、ドリンクの自販機も焦げ茶色の物が置かれてました。⑤〜⑧は二日目、途中下車した岡山の風景。⑤と⑥は駅前で目に付いたものを撮影しました。岡山と言えば、桃太郎です。楽しいですね。楽しいのがもう一つ、⑥の丸い噴水は中々ないユニークな形です。他の2つは川沿いの桜の風景です。ほぼ満開になっていて美しく、冷んやりした中で、ピンク色が春を感じさせました。⑨〜⑪は三日目に宿泊した尾道の朝の風景。晴れていたので、すっきりと青い空と海も青く、キラキラと輝いていました。東京の喧騒とは違った、穏やかな朝を過ごせました。

3泊4日の旅は、日中は毎日お天気に恵まれたのもラッキーでした。長い電車旅も、緑多い自然な風景を飽きる事なく眺めていましたね。今回の旅も、ゆっくりした電車での旅。観光地には行かなくとも、心身共にリフレッシュした楽しい旅でした。

フォーシーズン通信 春号

3月21日は、春分の日。すっかり春の陽気のような日が増えて来ました。2019年、東京での桜はf:id:gekidan1:20180101135619j:plain開花したようです。これから日本全国桜の花が咲き春の到来ですね。という事で、春という季節でまず浮かぶのはピンク色です。それで2019年のフォーシーズン通信の一回目春号で取り上げるのは、ピンク色です。

ピンク色と言っても、様々ですよね。桜の花もソメイヨシノは極白っぽいですが、八重桜になると濃いめのピンク色です。それにピンク色の花は、桜のように春花ばかりではありません。それでもピンク色が春をイメージするのは、その淡い色調が霞漂うような春にマッチしているからでしょう。

ピンクは、赤に白を加えた色で脳に及ぼす影響は、血流を促進させる赤と同じ効果がありますが、白が入った分エネルギーが弱くなり細胞の活性化、特に女性ホルモンの分泌を高める効果があるようです。だからなのでしょう。パーソナルカラーの夏、サマーのソフトな方たちは、男女とも優しいイメージで、ピンク色がよく似合います。ピンクは女性的なイメージを持つ方が多いかと思いますが、そこに優しさも感じますよね。しかし、ピンク色と言っても色々あるわけで、パーソナルカラーでは、どのタイプでも似合うピンクはあります。ただイメージ的にピンクがぴったりなのは夏タイプ、サマーの方かな、と思えるのです。

パーソナルカラーが出て来たので、それぞれのタイプが持っているピンクについてに触れます。春スプリングの ピンク色は、珊瑚色。イエローベースですから、黄色味のピンク。温かいイメージのピンクです。夏サマーは、紅梅色。珊瑚色に比べると、ぐっと青みがかったピンクですね。でも一般的なピンクのイメージは、この色だと思います。秋オータムは、サーモンピンク。同じイエローベースの春タイプのピンクより彩度が増して濃いピンクになってます。冬ウインターは、つつじ色です。淡いピンクのイメージから遠い、彩度がぐっと上がった強烈なピンクです。ただここに上げたそれぞれのピンクは、テストカラーに用いるピンクです。冬タイプの方が持っている25色の中には、夏タイプより白っぽいピンク色があります。これは、冬タイプの持ち味が強弱、コントラストのタイプだからです。つまり再度言いますが、ピンクには色々あるのです。極白っぽい色から赤に近づく鮮やかな色、青みがかったピンク、黄色味がかったピンクと様々です。お好きなピンクは、どんな色ですか?どんなピンクであっても若々しくさせる心理的効果は証明されているようで、年齢が増せば増す程、男女問わず活用したい色です。中々、ピンク色の洋服を着られない方はf:id:gekidan1:20190319133150j:plainf:id:gekidan1:20180318130734j:plainf:id:gekidan1:20180305161656j:plainf:id:gekidan1:20170418154535j:plainf:id:gekidan1:20170301133020j:plain多いと思います。コーディネートでちょっとピンクを覗かせたり、小物にピンク色を使ったり、お部屋にピンクの花を飾ったりして、工夫してピンクを暮らしに取り入れてはどうでしょうか。私自身、ピンクは苦手な色で、好んでピンクの洋服は求めませんが、ピンク色の花を眺めると、心が浮き立ちます。

さあ、もう直ぐ春本番となります。女性だけではなく、男性も色っぽいイメージから離れて、皆んなでピンク色を楽しみましょう!

星の王子さま朗読会が、いよいよ来週スタート!

ちょうど1週間後、来週の水曜日は「星の王子さま朗読会 前半」の日になります。朗読会に向けて、色々お伝えして来ましたが最終回です。〈大切な事は目に見えないんだよ〉という言葉について、私なりの考えを述べてみます。

星巡りをしている間、王子さまからすると可笑しな大人たちに出会います。愚かしい人たちですが、こんな人たちはよくいる人で、珍しくもありませんね。権力にしがみ付いている人、ナルシストの男とか、アル中になっている人など。彼等にとって大事なのは、目に見える事なんです。真面目に仕事をしている点燈夫も分かっていないのです。だから王子さまは、人間ではないキツネにこの大事な事を教えられるのです。目に見えない事って何でしょう。それは心の中ですよね。心って見えません。心の目を持つ事が大切なんですよね。しかし私たちって、見た目や言葉で人を判断してしまいがちですし、情報過多の現代は実際見てもいないのに、分かったつもりになっていたりします。心で感じる事が、いかに大切か、この星の王子さま、という本が教えてくれます。人の生き方は様々です。星の住人の様に生きていて幸せなら、それでいいのでしょう。でも少しでも生き辛く感じたら、大切な事が何か、見えて来るはずです。なぜ私は、長くこの星の王子さま朗読会を続けているのでしょう。それは目に見えない大切な事を忘れないためです。そして皆さんにも、その事を忘れてほしくはないのです。目に見える物が氾濫している現代です。しばし立ち止まって、「星の王子さま」の世界に旅してみませんか。朗読会でお待ちしています。f:id:gekidan1:20190105114921j:plain

星の王子さま朗読会が、いよいよ来週!

ちょうど1週間後、来週の水曜日は「星の王子さま朗読会 前半」の日になります。朗読会に向けて、色々お伝えして来ましたが最終回です。〈大切な事は目に見えないんだよ〉という言葉について、私なりの考えを述べてみます。

星巡りをしている間、王子さまにとって可笑しな大人たちに出会います。愚かしい人たちですが、こんな人たちはよくいる人で、珍しくもありませんね。権力にしがみ付いている人、ナルシストの男とか、アル中になっている人など。彼等にとって大事なのは、目に見える事なんです。真面目に仕事をしている点燈夫も分かっていないのです。だから王子さまは、人間ではないキツネにこの大事な事を教えられるのです。目に見えない事って何でしょう。それは心の中ですよね。心って見えません。心の目を持つ事が大切なんですよね。しかし私たちって、見た目や言葉で人を判断してしまいがちですし、情報過多の現代は実際見てもいないのに、分かったつもりになっていたりします。心で感じる事が、いかに大切か、この星の王子さま、という本が教えてくれます。人の生き方は様々です。星の住人の様に生きていて幸せなら、それでいいのでしょう。でも少しでも生き辛く感じたら、大切な事が何か、見えて来るはずです。なぜ私は、長くこの星の王子さま朗読会を続けているのでしょう。それは目に見えない大切な事を忘れないためです。そして皆さんにも、その事を忘れてほしくはないので、朗読会を開催しているの

星の王子さま朗読会に向けて3

今回は「星の王子さま」というお話の中で、心に響く大切な言葉について、お伝えしたいと思います。

誰もが思い出すのは、〈大切な事は、目に見えない〉という言葉で、このお話の核心もそこにあるのですが、それはちょっと置いときます。最初は、第5話の王子さまが一輪の薔薇の花とのエピソードを、飛行士に話すシーンでの言葉。王子さまは花と別れて星巡りをし、地球までやって来たのですが、キツネに出逢い、その薔薇の花が、どんなに大切な花だったかを、既に知ってます。そして、飛行士に自分の気持ちを打ち明けます。重要な言葉は、これです。〈あの花のいうことなんか、きいてはいけなかったんだよ。〉言葉は続き次の話です。〈ぼくは、あの時、なんにもわからなかったんだよ。あの花のいうことなんか、とりあげずに、することで判断しなけりゃ、いけなかったんだ。〉その後も素敵な言葉が続きますが。ここで話されている、言う事ではなくて、する事で相手を判断しなければいけない事に、王子さまは気付いたのです。でも私たち大人は、案外気付かずにやってませんか?相手を言葉だけで判断するって事。私もハッとした覚えがあります。21話のキツネが登場する場面でのキツネの言葉にあります。キツネと仲良くなりたい王子さまが、その方法を尋ね、キツネが答えます。〈しんぼうが大事だよ。〉から言葉が続き、〈あんたは、なんにもいわない。それも、ことばっていうやつが、感ちがいのもとだからだよ。〉その後も言葉は続きますが、よく口は災いの元f:id:gekidan1:20190206113737j:plainと言いますが、本心とかけ離れている事も多いですよね。そしていよいよ、そのキツネのあの重要な言葉〈かんじんなことは、目に見えないんだよ〉に繋がって行きます。21話のラストで、キツネは他にもいい事、言ってます。〈めんどうみたあいてには、いつまでも責任があるんだ。まもらなけりゃならないんだよ。バラの花との約束をね…〉

さて、大切な事は目に見えない、という言葉は、お話の後半で王子さまの言葉として出て来ます。次回、ちょっと掘り下げてお話したいと思います。次回もお付き合いください。そしてご一緒に朗読会を楽しみましょう!

星の王子さま朗読会に向けて2

今回は、「星の王子さま」という本の内容についてお話しします。知っているようで、中々知らないのが、この物語の深さです。子供向けではないのは、そこの所だと私は思っています。

随所に意味ある言葉が出て来ますが、それは次回に回すとして、今回は感動的な場面について、皆さんにお伝えします。

私が一番に上げたいのは、第7話から9話までの王子さまと一輪の薔薇とのお話です。人は気を惹くために、よく嘘をつく事がありますが、まさにその薔薇がそうだったのです。純粋無垢な王子さまは、まだ子どもで分からなかったのですが、大人同士だってよくある事です。心にもない事を言ってしまったり、本心とは裏腹な言葉が口から出て来たり、言葉って厄介なものです。そして互いの気持ちの擦れ違いを起こさせてしまいます。素直になれなくて大切な人と別れてしまう、なんて事になるのです。王子さまは、その花の本心が分からなかったのです。でも、星巡りの旅を続け、地球にやって来て、キツネと出会う事で、大切なその事を知るのです。そう、もう1つ感動的な場面は、第21話です。丁度王子さまの星にあった一輪の薔薇のような沢山の薔薇の花に出会って、落胆した後の出逢いでした。

感動的といえば、もちろんクライマックスに向かう24話からは静かな感動が心に迫って来ます。

という事で、本を持っている方は読み返してみてください。一層朗読会が楽しみになりますよ。f:id:gekidan1:20190126091043j:plain本をお持ちじゃない方は、どうぞワクワクしながら期待してください。次回は、物語の中で話された、心に響く言葉を紹介致します。