フォーシーズン通信8月号

f:id:gekidan1:20190804113215j:plain今年の夏は、中々やって来なかったのですが、梅雨明けと共に熱々の太陽を受ける毎日となりました。夏を感じる色って何でしょう。空の青、海の青、涼しさを感じたいのでヒンヤリ感じるブルーや太陽に映える白も夏を感じますが、私が一番にイメージするのは向日葵の黄色です。太陽そのものは白っぽいけど、強い日差しを受けて美しいのは、向日葵の黄色です。

さて、黄色は色とホルモンの関係からは、自律神経に作用をして笑いを生む色で、効果としては沈痛、明朗にさせる効果があるようです。つまりパーソナルカラーから見ると、向日葵っぽい人、黄色がよく似合う春のスプリングタイプの人と共にいれば、落ち込んだ時などに心が和んだりするのかもしれません。しかしながら、パーソナルカラー4タイプ、それぞれにちゃんと黄色の色を持っているのですよ。明るさが一番なのは、春スプリングタイプですが、夏サマータイプは、ライムライトという優しくて上品な色。秋オータムタイプは、サフランイエローのちょっとくどい感じの色で、どうしても秋色ですが…。冬ウインターは、鮮やかなレモンイエローを持っています。春タイプの人以外でも自分の持っている黄色を活用すれば、自力で明るくなれますよ。身に付ける衣類て活用出来れば一番良いのですが、勇気がない場合は、小物類で黄色を取り入れたらと思います。黒っぽい洋服に黄色のバックをコーディネートしたり、ハンカチを黄色にするだけでも気分が変わりますよ。しかし何と言っても、春タイプが黄色系の色を沢山持っています。タンポポ色や卵色は彩度の高い黄色ですが、サンシャインイエローという穏やかな黄色も持っています。一口で言うと、春タイプの人は、多くが明朗活発な人たちと言えるでしょう。細かい性格は育った環境や時代など、多くの要因で違って来ますが、黄色を他のタイプより持っているのですから、根本的には明るいはずです。

黄色の色は好きじゃない、という方もいるでしょうね。強烈な夏のイメージで暑苦しく感じ、クールなブルーに惹かれる方も多いかもしれません。確かに、猛暑続きの夏は白っぽい色、淡い色が好まれます。つまり、夏は涼やかな夏タイプの人の近くにいた方が、涼しさを感じるのかな?夏タイプはほぼ淡い色調のソフトタイプですからね。もちろん持っている色の中には、赤っぽい色が多く、激しさは他のタイプに比べ強かったりしますが。ちょっと黄色から離れましたが、やっぱり黄色は夏の色です。向日葵畑を眼にすると、心が浮き立ちます。それでも肉体的に弱っている時に、元気になろうとしてそんな場所に行くのは、止めた方がいいようです。強烈な太陽を受けた強烈な黄色が、心身共に疲れさせます。これは私の体験で感じた事です。

さあ、まだまだ暑い夏、夏バテに気をつけて、それぞれの楽しみ方で少しだけ大胆になって、日々を穏やかに送って行きましょう!

フォーシーズン通信7月号 2

f:id:gekidan1:20190617145314j:plainf:id:gekidan1:20190710112256j:plainゼロ体操についての2回目です。前回でこの体操の元が役者の基礎訓練として行われていた事には触れましたが、私が月1でやってますフォーシーズン演劇クラブでも解放運動として実施してます。まだメンバーが定着してませんので、ほぼ単独レッスンになっていますが…。

さて演劇クラブの活動は、夏場8月は特別企画のサマーレッスンになりますが、そのレッスン序盤で実施するのが、ゼロ体操です。

さて、なぜ今までリラックスエクササイズや、ゆるゆる体操としていたのをゼロ体操という名に変えたのかと言いますと、それは心身共に0の状態に戻すための体操なので、この名称にした方が分かりやすいと思ったからです。完全なるリラックスを求めるこの体操は、邪念を取り除き無の状態にする事でもあるので、瞑想に近いものがあります。瞑想と違うのは、身体を動かす事で、力を抜いていくのでヨガっぽいですが、(ヨガのポーズより楽)心身共の無、ゼロにして行こうとしているのです。特徴としては、掛け声をかけながら身体を動かす事ですね。五感との関係は、感性が鈍くなっている現代人には、この無の状態が必要だからです。情報過多の現代、頭の中がごちゃごちゃしたら、身体を動かすのが良いと、誰もが思っていても中々時間的な余裕がなかったり、運動嫌いだったりして、実行出来ずにいる方は多いでしょう。このゼロ体操は、動きを覚えてしまえば、お家の畳一畳のスペースで出来る体操、手軽です。この体操は、個人指導が最適ですが、知っていただくために、どこかスペースをお借りして実施したいと思っていますが、まずはフォーシーズン演劇クラブのサマーレッスンに御参加ください。一部ではありますが、お教えします。直ぐに知りたい方は、我六畳間の畳部屋アトリエフォーシーズンに御予約の上、お越しください。

フォーシーズン通信7月号 1

f:id:gekidan1:20190713091001j:plain「ゼロ体操」またの名をブララン体操とは何?

今回はカラー関係ではなく、どちらかというと演劇に関係している、以前は「リラックスエクササイズ」とか「ゆるゆる体操」とか言っていた身体運動の事についてお話します。

身体を0の状態に戻す、究極のリラックスを目指す体操なのです。ヨガに近い部分もありますが、イメージを大切にする所が演劇的でしょうか。元々役者やオペラ歌手を目指す人たちの身体訓練として「こんにゃく体操」という名で伝えられたものが元です。それを私桂が一般の人に伝授したいと改良しました。ですから基本は、私の演劇修行中に教えてもらった「こんにゃく体操」です。

ずいぶん前にカルチャースクールなどで、肩凝りや腰痛を緩和させる体操として、私は教室を持ってましたが、中々広がらず(パーソナルカラーも同じですが)自然に遠ざかってました。たまに個人的にお教えする時はあっても、積極的に広めて行こうという気持ちはなかったのです。しかし令和という新しい時代になって、パーソナルカラーは好きを追求する事にしたのですが、そのために5感を活かす事が大事だと考えて浮かんで来たのが、感性の発掘にも役立つこの体操なのです。

次回、内容についてもう少し深く触れて行きます。興味がある方は即桂にご連絡を!

フォーシーズン通信6月号

6月といえば梅雨の時期。最近の梅雨時の雨はしとしとではなく、ざーざー雨が多くなり豪雨の危険もあるようですが、この時期をイメージする色は、紫系の色ではないでしょうか。何と言っても、梅雨時に美しい花は紫陽花です。青紫がよく目にする色ですが、赤紫にも色を変えるのがアジサイの特徴で、だから花言葉は移り気です。さて、紫系の花というと藤の花、ラベンダー、菫、菖蒲など、そのまま色名になっているのも多いですね。

紫という色は高貴なイメージがありますが、古代からこの色は貴重な色だったからです。染めにくいものであったからですが、それが一般的ではなく、特別な色のようにもなったのでしょう。

紫系と言っても、赤紫と青紫、淡い藤色、ラベンダー色ではイメージが違います。パーソナルカラーでは、紫の色を持っているのは、菫色を持っているスプリング春タイプと、ロイヤルパープルを持っているウインター冬タイプの方たちです。これは、色とホルモンの関係にも表れているのですが、この色が恐怖や不快を感じやすいという事もあるようです。ナイーブな春の人と繊細な冬の人だからでしょう。サマー夏タイプにはラズベリーレッドという赤紫がありますし紅藤色やオールドライラックも持っています。皆女性的な優しくも妖艶さもあったりする色ですね。オータム秋タイプには渋い色、プラムという赤紫系はあります。暗めの和の色で落ち着いています。秋の方のどっしり感がありますね。

脳に及ぼす影響としての紫は、危険への警報という作用があるようで、この色は多様しない方がいいようです。青紫になると、自律神経を刺激して食欲抑制という作用があり、集中や安定効果となるようです。

鈍い光となる梅雨時だから、青っぽい色や紫系の色が映えます。雨粒が乗ったアジサイの花の美しさは、以前写真に凝っていた時の私を、何度もハッとさせたものです。春の花はカラフルで賑やかですが、梅雨時のしっとりした花も心和ませます。鬱陶しくなる6月ですが、雨続きの日々を色彩と共に楽しみましょう!f:id:gekidan1:20190614092725j:plainf:id:gekidan1:20190602155631j:plainf:id:gekidan1:20180602174755j:plain

フォーシーズン通信5月号 2

パーソナルカラー自己診断は危険です!

先日、久しぶりにある女性のパーソナルカラー診断を致しました。お悩み相談室にいらした方のお悩みは、御自分が分からないというもの。パーソナルカラーで自分を知ろう、という私の趣旨が活かせる場でした。

さて、彼女のお話を聞き色遊びなどもして、いよいよ診断となったので、髪目肌のそれぞれの色をチェックしましたら…それまでのお話や色遊びからのイメージやお顔全体から受けた印象と違っていたので、ちょっと驚きました。つまり、実際にテストカラーのドレープを当ててみなければ分からなかったのです。これは決して自己診断では出来ない事です。

結果は、当初こちらが思っていた通りとなりました。髪色、目の色、肌の色のバランスによってタイプの違いがおよそ見えて来るのですが、それだけで判断出来ない事が判明しました。

人の顔の印象は、もっと複雑なんですね。これは決して自分で分かるものではありません。客観的な目が必要ですし、内面を様々な観点から知らなくてはなりません。似合う色を知りたいだけという方でも、それは自分を知る事に繋がるわけで、それには人間観察の鋭いカラーリストの力が是非とも必要になるのだと思います。どうぞ皆さま、ネットで御自分のパーソナルカラーを知ったつもりにならないでください。パーソナルカラーは自分を活かす自己表現ではありますが、周囲を明るくする力を持っています。それが結果的に世の中を明るくするのだとf:id:gekidan1:20190411091124j:plain思います。人間関係を円滑にするためにも、大人になったら誰もが御自分のパーソナルカラーを知る事は必要だと思います。

いつでもカラーリスト桂は、お待ちしてますよ。お悩みがある方はもちろん、悩みなどなくても、奥深いパーソナルカラーの世界を知りたい方も、どうぞ御連絡ください。出歩けない方は、出張も致します!

フォーシーズン通信 5月号

f:id:gekidan1:20190429151227j:plainf:id:gekidan1:20190429153014j:plain新緑の5月となりました。今日4日は、みどりの日。今回のフォーシーズン通信は緑、グリーンについて注目、私なりに考察したいと思います。

新緑のみどりは、本当に清々しい気持ちになりますよね。そして木々の緑の中にいると、森林浴となって心が落ち着き、穏やかな気分になります。そんな緑は、若草色や萌黄色、エメラルドグリーンのような鮮やかな緑になると思うのですが、もちろん緑色には色んなタイプの色があります。白っぽくなれば、若葉色。それにマゼンタの色を加えて暗めになると、抹茶色になります。それがぐっと暗くなれば、苔色という渋い色になりますね。シアンの色が多くなれば、ピーコックグリーンのように青っぽい緑色にもなります。緑色も軽い爽やか系な色から、黒が多く加わった深緑や渋い色まで様々です。

さて、どんな緑色がお好きですか?

パーソナルカラーで見て行くと、明るくエネルギッシュな春タイプの緑系は、やはり鮮やかなエメラルドグリーンが基本にあって、他の色もアップルグリーン、若葉色、若緑と正に今の時期の色たちです。

夏タイプとなると、ターコイズグリーンが基本となり、そこはブルーべースの夏ですから青みが掛かった緑になります。そしてペールアクアというのは、白っぽい緑で、極ソフトです。ペパーミントグリーンというターコイズグリーンを少しだけソフトにした緑色はありますが、春タイプより緑系は少ないですね。水色は青系の色に入るのでしょうが、緑がかった色ですね。

秋タイプの緑色の基本は、ぐっと渋くなった千歳緑です。そして他の緑系の色も皆渋いです。裏葉色は淡い色ですが明るくはないし、柳鼠も色名通りの渋さです。苔色、ボトルグリーン、オリーブドラブと、どんどん渋くなって行きます。しかし、緑系が一番多いのは、秋タイプなんですよ。平安を何より求める秋だからこそでしょうか。実際落ち着いた秋タイプの方といると、心穏やかになりますね。

そして冬タイプの緑ですが、基本色は深緑。同じブルーべースの夏タイプの基本色から彩度を上げ深くした色ですね。冬タイプの緑系は少ないです。極白っぽくなった白緑と、深緑をもっと暗く深い色にしたフォレストグリーンだけで、4タイプの中で緑系が一番少ない。どうしてでしょう。平安なる秋タイプと対照的ですね。強さと弱さが極端な、コントラストがはっきりした色の持ち主の冬タイプは、穏やかになりにくいタイプのようです。

自然のグリーンは、この時期が最高に美しいと思います。実は私が一番好きな色は、緑なんですよ。春タイプの人間ですから、鮮やかなエメラルドグリーンは大好きな色ですが、渋系抹茶色とか深緑、ボトルグリーンまで全ての緑系の色が好きなんです。そこは、平和や安全のイメージがある緑だからでしょうか。皆さんは、どうですか。緑、グリーンの色は、お好きですか?

フォーシーズン通信 春旅の風景

f:id:gekidan1:20190405115336j:plain久々に青春18きっぷを使っての春旅に出かけました。

今回は、ほぼ昔ながらの日本を感じる旅でした。駅前は賑やかになっていても、少し歩けば昔ながらの建物が残ってましたね。

では、写真を見ながら建物や風景について、コメントします。まず①〜④までは、一日目宿泊した奈良の建物。駅前にあった宿からブラブラ歩いたら、やはり古えの町です。直ぐに、こんな商店や住宅になりました。高いマンションなど、ほとんどなく落ち着いた町並みです。②の銭湯は、宿泊したのが銭湯のお休みの月曜日で入れなくて残念でした。東京の銭湯は、改装して新しくなっている所も多いのですが、町にマッチしたお風呂屋さんです。温泉じゃなくても屋号に温泉が付いているのが良いですね。町の色彩は、木の茶色、壁の白、屋根の黒っぽい色が多く、落ち着いたイメージです。写真にはないのですが、ドリンクの自販機も焦げ茶色の物が置かれてました。⑤〜⑧は二日目、途中下車した岡山の風景。⑤と⑥は駅前で目に付いたものを撮影しました。岡山と言えば、桃太郎です。楽しいですね。楽しいのがもう一つ、⑥の丸い噴水は中々ないユニークな形です。他の2つは川沿いの桜の風景です。ほぼ満開になっていて美しく、冷んやりした中で、ピンク色が春を感じさせました。⑨〜⑪は三日目に宿泊した尾道の朝の風景。晴れていたので、すっきりと青い空と海も青く、キラキラと輝いていました。東京の喧騒とは違った、穏やかな朝を過ごせました。

3泊4日の旅は、日中は毎日お天気に恵まれたのもラッキーでした。長い電車旅も、緑多い自然な風景を飽きる事なく眺めていましたね。今回の旅も、ゆっくりした電車での旅。観光地には行かなくとも、心身共にリフレッシュした楽しい旅でした。