気紛れカラー講座「配色イメージワーク」6

今回からカラー講座は、気紛れを頭に付けたタイトルになります。そしてこれからは、私が身近に触れた諸々に関連付けて解説します。分かりやすくなれば幸いです。

6回目の今回は、ダイナミックの区分をまとめてお話します。ちょうど先日観たバングラデシュの映画の衣装が、このダイナミック。暑苦しい色たちで、まさにバングラデシュのお国のイメージでしょうか。さて5色配色を見てみましょう。まず、代表イメージの「躍動的な」

こってりした配色です。明度が低く彩度が高い。言葉を見ると活発な表現ばかりです。そしてカラーは赤、黄色が必ず入っていて黒や青も多いですね。アクティブでありながら軽さはなく、それより重さを感じる意外な配色です。白が入っている配色は、多少軽さがありますが、➉の配色が〈行動的な〉になっているのには?です。

次の代表イメージ「刺激的な」を見ます。

この5色配色の特徴としては、ピンクや紫色が入っている所です。そういえば、映画でもヒロインがピンクと黒にプラス1のコーディネート衣装で登場したシーンがありました。並んでいる言葉からは〈大胆な〉や〈強烈な〉のイメージを表現です。頭を覆っていた黒布は、一色なら目立たない無彩色だけど、ピンクと配色すると派手なイメージにもなって行きます。つまり、代表イメージの刺激的な、という配色をバングラデシュ若い女性たちは身に付けていたのですね。それにもう一つこのページには〈ドラマティックな〉という5色配色が3つありますよね。映画の中で、そういう展開を表現していたのかもしれません。

では今回のラスト、代表イメージの「ダイナミック」を見ましょう。

ここの特徴は、こってり感が増した配色です。茶系の色が入ったりして暑苦しくなっている感じもありますが、それだけではないのです。〈エネルギッシュな〉や〈パワフルな〉や〈迫力のある〉の表現には、大地を感じます。茶色が入っていない配色には〈情熱的な〉や〈激しい〉がありますが、表現とすれば、これもダイナミックで強い力を感じるものですね。

今回は、ざあーとダイナミック区分を見てみました。映画でも、バングラデシュの女性たちにダイナミックさを感じました。

さて今までは、テキストの順番でやってましたが、次回からはその時々に気になった配色イメージをお話して行こうと思っています。言葉の表現と配色の楽しさを身近に感じていただけるような講座にして行きますよ。今後もよろしくお願いします!

カラーセミナー「配色イメージワーク」5

4月になりました。前の投稿から1か月位経ちますね。すっかり春です。色々なピンクの桜が、暫く楽しめるこの頃です。

さて配色イメージワークの今回は、カジュアルのラストです。代表イメージもカジュアルです。このカジュアル区分は、今の季節にぴったりのカラフルな色たちでしたが、言葉によって5色配色も色合いも微妙に違ってます。カジュアルの中のカジュアル配色とは…

まず、カジュアルイメージの言葉から見て行きます。①の〈快活な〉と⑥の〈明朗な〉では、ずいぶん並んだ色が違いますね。快活イメージには赤が欠かせません。それは〈元気な〉や⑤の〈痛快な〉も同じですね。②の〈はつらつとした〉には赤はないです。

このカジュアル配色の特徴としては、ビビッドなはっきりした色の並びが多いのですが、意外な所で⑦の〈快活な〉は穏やかな配色になっています。それに白が加わったりしているのも、意外な感じがしますが、強い色に挟むとよりカジュアルさが増すようです。白が持つスッキリ感から来るようですね。

しかし面白いのは、カジュアルの中に〈こっけいな〉という言葉が入っている事です。そしてやはり、紫色やピンク系が5色の中にあるのが、他のカジュアル配色とは違いますね。しかし滑稽な人とカジュアルな人は、中々結び付かないのですが…この配色を眺めながら気付きました。滑稽な面白さは、カラフルイメージなんですよね。

パーソナルカラーと関連付けてみると、⑥と⑦の配色は夏タイプ、サマーの人に当てはまりまりますね。明るくて、快活なのは春のスプリングタイプだけじゃないですし、⑨と⑩は冬タイプ、ウインターの人の中にもありそうな気がします。カジュアルと言っても、多様なイメージがある事を教えられましたね。

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季節的イメージとしては、カジュアルはやはり春です。生き物は活動的になり植物も成長し、自然がカラフルになる季節ですから。

さて次回からは、春のイメージから離れます。ダイナミック区分となります。楽しみにお待ち下さい。また御一緒しましょう!

カラーセミナー「配色イメージワーク」4

久しぶりのカラーセミナーです。今回は、配色イメージワークの区分、カジュアル③「にぎやか」です。この言葉だけで、カラフルな色彩表現がイメージされますね。f:id:gekidan1:20220305100604j:plain

5色配色を御覧ください。前の「楽しい」から比べると、ずいぶん彩度が高くなって、派手な色たちのオンパレードです。それでも、それぞれ見て行くと、違いはあります。それこそ〈派手な〉と〈活気ある〉では入っている色がちょっと違ってます。緑やオレンジが加わっているのが〈活気ある〉です。オレンジは元気色、緑は新緑の5月が浮かびます。賑やかな人のイメージも単に派手な人と活気ある人では、イメージが違ってますよね。それに〈活気ある〉には紫色がありません。他に紫色がないのは〈鮮明な〉ですが、くっきりした青が効いてます。

もう一つ、にぎやかな表現の特徴として、黒が入っている言葉に〈はなやかな〉があります。配色に違いがあるのが面白い。はなやかな、でも青緑色が入ると爽やかな感じが加わり、クドイ感じだけではなくなります。黒が入っているのは、無彩色黒にも華やかさがあるからでしょうか。パーソナルカラーでは、ウインターの方たちだけが、黒を持っていますが、華やかな人が多いですね。にぎやかなイメージの言葉としては、他に〈奔放な〉〈トロピカルな〉がありますが、皆ビビッドな色が並んでいて本当に賑やかです。

カジュアルな色は、パーソナルカラーでは春タイプ、スプリングの方のイメージですが、今回の「にぎやかな」の5色配色では強い色が多く、冬タイプ、ウインターの方の色のようです。ただ冬タイプは、極淡い色も持っているコントラストの方たち。賑やかなイメージは春タイプでも、一つ一つの言葉からは、クールな冬タイプの人たちにも当てはまるのでは。そうなのです。案外、賑やかさを冬タイプの方も持っていますよ。

さて冬から春の今、桜のシーズンももうすぐですね。北国ではまだまだ寒いでしょが、確実に季節は春に向かってます。カラフルな色が溢れる春は、やはりウキウキします。そう、カジュアルな色たちは、そんな色たちですね。花粉症の方たちにとっては、辛い春でしょうが、カラフルな花たちの共演は、春だからこそです。大いに楽しみましょう!

今回もお読みいただきありがとうございます。日常の友として、色たちを活用していただければ幸いです。


カラーセミナー「配色イメージワーク」3

気紛れにやっているカラーセミナーですが、3回目となりました。今回の配色イメージワークは、カジュアル区分の①と②

まず①の代表イメージ「気軽な」の方から行きます。

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カジュアルと言っても、ここに並んだ配色はカラフルでも穏やかな色調が多いのは、軽さがあるからでしょう。〈親しみやすい〉が2種ありますが、暖色に水色が加わったものと、黄緑が加わったのとでは、受ける印象が違います。黄緑が入った方が、爽やかさの中にも温かさがあるように思えます。面白いのは〈のびのびした〉で、これも2種ありますが一方には白色が入っている事です。カラフルな色たちの中に、白が入ると背筋が伸びる感じですね。そう⑤と➉の開放的なにも白が入ってます。この2つの配色は、白以外は色が違ってます。開放的イメージでも、色の持つ力と並びによって、受ける印象が違って来るという事です。〈気ままな〉は3種ありますが、可愛らしい配色から浮つき気味な感じや気紛れの感じでしょうか。ただ同じ位置に黄色系があるのが、どこかたのしさがあるような…

では、カジュアル②代表イメージ「楽しい」に移ります。

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「楽しい」となると、やはり「気軽な」とは色調が違ってます。①より彩度が高くなって、賑やかな配色が多くなってます。楽しさを表す言葉も色々あるんですね。特徴としては、紫色が入ると〈おもしろい〉になり、〈ポップな〉の配色と似た様なものになっている事です。つまりポップなイメージって、面白いって事でしょうか。それにもう一つ気付いた事があります。楽しいイメージの中に、白はなかったのですが、③の〈リズミカル〉に入っているんです。これはカラフルな色に、シャッキリ色がアクセントになっているんですね。これも面白い発見です。

という事で、今回の配色イメージワークは、いかがだったでしょうか。それぞれの配色をじっくり御覧ください。これからも配色と言葉によるイメージの世界を楽しんで行きましょう!

そうです。寒さ厳しい時には、カラフルな色で心温めるのも良いですね。では次回のセミナーまで、お元気で〜

カラーセミナー「配色イメージワーク」2

いよいよ具体的な言語イメージに入ります!まずは「はなやか」の区分f:id:gekidan1:20220205120751j:plain

スケールでは左側に位置している所。しかし上部のプリティから下部のワイルドまで5箇所になっていてイメージは広範囲です。

では、前回パーソナルカラーでは春タイプの人が持っている色たちから見て行きます。プリティの代表イメージは「かわいい」ですね。f:id:gekidan1:20220205120916j:plain

可愛いというイメージを言語化すると、5色配色によって色々ですね。特にここで注目するのは、〈あどけない〉は全色が淡いピンク系だけど〈プリティ〉や〈キュート〉になると色調が少し変わる事です。プリティには、淡い青緑が入って来たり、少し彩度の高い配色になったり、白が入った配色もあります。つまり言葉一つでも、イメージするものが違ったりするという事ですね。そしてキュートになれば、あどけないに比べると、全体的にはっきりした色調になってます。それでも淡いピンクを配色の中に残している所が、キュートの区分は、女の子のイメージなんでしょうか。大人になってもキュートな人は、どこかに女の子らしさが残っているのかもしれません。そして〈子供らしい〉になると、淡い色たちの配色と彩度が少し強くなった配色の両方がありますが、〈あどけない〉とは違う色の組み合わせです。あれ、と思ったのは6番目にある「ふっくらした」という配色。イメージにぴったりの温かさを感じる色調ですが「かわいい」の中に入っているんですね。そういえば、太めの方は可愛い感じの人が多いようですね。

という事で、今回はプリティの中の「かわいい」でしたが、やはり春を感じる配色でした。立春となりましたが、まだまだ寒い毎日。春色を思いながら、またはパーソナルカラーの春の人を身近に感じながら、春を待ちましょう!そうそう、私桂は春タイプですので、思い出していただけたら嬉しいです。

では、これからも少しでも温かい気持ちになれるような、言語による色彩のイメージ世界をお届けします。

カラーセミナー「配色イメージワーク」

2022年の2月となりました。お知らせしてましたカラーセミナーを今月からのんびり始めます。

第一回目の今日は、まず「配色イメージスケール」を見て行きます。f:id:gekidan1:20220201102421j:plain

小さくて見えにくいのですが、上がソフトで下がハード、右側がクール左側がウォームという十字の図になっていて、その中に5色配色が散りばめられている分かりやすいイメージ表です。これはパーソナルカラーにも大いに活用出来るものです。軽いタイプは、淡い色調の彩度が低くて明度が高い夏タイプ。重々しいクラシックな色の配色とナチュラルな色調は、秋タイプですね。ゴージャスやダイナミックな色調は、冬タイプの人が持っていますが、右側のクールやモダンな所もあります。春タイプはやっぱりカジュアル。ナチュラルな所もあり、そこは秋タイプとダブっている所でしょうか。

という事で、この配色のイメージはパーソナルカラーの持ち味に繋がっているのです。次回からは、じっくりそれぞれの配色がイメージする言葉について、考察します。お楽しみに!

2021年「桂明未劇場」丸山家の人々の8人の女

11月がもうすぐ終わります。冬はそこまで来てますね。3月から月1回上演していた桂明未劇場も26日に終演しました。ここで、個性様々年齢も23才から76才までを演じた私が、8人の女たちについて、改めてパーソナルカラーの4タイプからお話したいと思います。

8人は2人ずつ、4タイプに分かれます。一人芝居の方では、私一人が全員を演じたので、中々難しい面もありましたが、どうにか演じ分けたつもりです。

では、タイプ別で見てみましょう。まずスプリング春タイプは、誰かというと、真理と雅子です。年齢はずいぶん違いますが、春の明るく元気活発な基本的持ち味は、人生経験の違いはあっても変わりません。ただ行動パターンのセカンドシーズンは、真理はウインター冬で、感受性が強く物事を深く考える人で、雅子はオータム秋で主婦タイプの様です。

サマー夏タイプは、ミキと恵子です。この2人は、身軽で柔軟的ですが気紛れですね。お喋りもあっちこっちに飛びがちですね。セカンドの方は、ミキは一人で動く事が多い人の様でウインター冬、恵子は案外行動的なのでスプリング春ですね。

オータム秋タイプは、香織と麗子になります。落ち着いていて、堅実な人たちなんですが、思いを溜め込んでるせいか、突如周囲が驚く行動をします。香織は出来ちゃた結婚。それも外国人と。そして麗子の場合は不倫。皆がまさか、と思う事をしてしまうんですね。セカンドシーズンは、香織が冬っぽくて、麗子は夏でしょうか。二人はちょと難しいですね。

そして4タイプ目はウインター冬で、ナオミと晃子になります。強弱コントラストがはっきりしているタイプですが、ナオミは強めの色が多く出る派手な人で、晃子は白っぽい弱めの色が出る人ですね。しかし二人共臆病で怖がりの人たちです。二人の独白の中にも、そんな言葉が出て来ました。セカンドは、ナオミが自分の店を経営している所から春で、晃子は家政婦をやっている所から秋の様ですね。

という事で、芝居をする上でも、このタイプの違いを意識して演じました。案内チラシやポスターも、このタイプの違いから、花をそれぞれイメージして並べました。映画やドラマ、演劇などを御覧になりながら、登場人物をチェックするのも楽しいのでは…

パーソナルカラー診断を御希望の方は、今後も常時受け付けてます。御連絡ください!f:id:gekidan1:20210822112226j:plain